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バイクのスペアキー調達に一ヶ月かかった

5月中旬 ホンダドリーム店に申し込んだ

毎日通勤で使っているCB400SFですが、何のはずみかバイクのカギを紛失してしまいました。
朝、ガレージから出して、1時間後に乗ろうとした時に所在不明。敷地の奥まったところに置いているので、刺しっぱなしにして誰かに盗られたなんてことは考えられず、私がどこかにカギを置いてなくしてしまったようです。いずれ見つかるだろうとタカをくくっていたのだけれど、2週間経っても出てこない。服のポケットとか、あっちこっち探したんだけど。

スペアキーがあるから困ることはないものの、カギを新しく作る時には認証のためにカギがいるってことは納車の時に聞いていました。2本ともなくして新たに作る時にはユニット毎交換になって大変ですよって。
なので、仕方なしにスペアキーをディーラーで注文することにしました。

注文に応じたのはT氏。申込書を書いているうちに、カギのコピーを取っていました。てっきりスペアキーに付いている番号を控えるのだと思っていたのだけれど、そんなのでできるのか?となんだか不安。
この不安、あとで的中します。

料金は前払いだというので、請求された金額を払います。明細は以下のとおり。

部品代金 35121MBW601 2,268円
スペアキー作成     2,160円
HISS登録        5,400円
——————————-
合計    9,828円

作業には10日ほどかかるというので、2週間後の週末に再来店することを約束してその日は帰宅。
こんなものは1週間あれば十分だとは思ったものの、ま、その日はよしとしたのです。

2週間経っても連絡がない。

ところが、2週後の金曜日になっても何の連絡もない。普通なら2週間後に行くと約束したものの、準備が整ったなら何らかの連絡がくるもの。どうにもヤバい気配を感じてドリーム店に電話すると、あとで折り返し電話がかかってきた。

このT氏、色々言い訳するものの、結局のところ注文を忘れていて、その上2週間前にとったカギのコピーもなくしたという状態。
もう、あきれてものもいえません。
1週間でやれと言って、こちらからカギを写真で撮ったファイルをメールで送り、その日は怒りを鎮めた。

3週目もやっぱり連絡がない

その次の金曜日になっても「やっぱり」連絡がないのでこちらから夕方に電話を入れると、1時間も経ってから折り返しかかってきた。だいたい、その場で返事ができないって時点で仕事の整理がついていないことが分かる。これだけ電話待ちに時間がかかると、それだけで怒りが沸騰してくるって知らないのか?
T氏、また言い訳から始まる。こんどは、スペアキーを作る業者がなかなか来ないんだと。

ま、これで有罪確定ですな。
この後の主張は以下のとおり。

  • こちらはドリーム店に作業を依頼した。
  • その先の業者の事情なんかは知ったことではない。使えない業者なら、他に替えろ。
  • これで3週間かかった。通常はかかっても2週間。ここから先、もしもこのカギを紛失してユニット交換になった時の危険はそちらが負担しろ。

人によっては、迷惑料だとか言って料金を下げさせる人もいると思いますけどね。そこまではしません。

以上を了承させて、再度来週末に来店を約束。

その後、電話にてスペアキーに付属している金属ラベルに刻んである、キーの番号を教えてくれとか言ってきた。
そらみろ、素人が考えてもカギの写真だけで正確にできるとは思えないぞ。やっぱり、あの後初めて連絡とったんじゃないか?

結局木曜日にカギができた旨の連絡あり。まったく・・・。

4週間後の顛末(土曜日)

結局、申込から4週間経った。
週末は日曜日が雨がちの予報だったので、土曜日の午後来店。

ここで、ようやくT氏の顔を思い出す。こいつ30代後半か?そうか、やっぱり冴えないやつだったな。今度からは人を見た目で選ばなくては。

早速作業に取りかかってくれと言ったところ、今日はピットが込み合っていて、代車を出すからまた明日来てくれなどと言い出す始末。
こいつ、これまでの経緯を分かっているのか?だいたい住所をみれば分かるように、ここへくるのに片道40分かかるんだぞ!

もう、言葉もありません。常識が通じないらしい。
ここまでこちらに迷惑をかけておいて、ピットが混むことが分かっているなら、来店時刻を約束しておいてピットを空けておくくらいのことは当然するところなのだが。
3分ほど沈黙。

  • この忙しいのに、片道40分かけてまた来るのか?
  • 明日は雨だぞ。
  • 来週来なくちゃならんのか?
  • ということは1週間代車で通勤するのか?

もう、完全にあきらめました。この人は話が通じない。相互理解不能です。
分かった。明日、雨が降っていなければ来る。雨が降っていたら来週来る。
そう言って、引き上げました。

4週間後の顛末(日曜日)

翌日、朝から雨が降っていたものの、昼前に明るくなってきたのを見計らって再度来店。
今日はT氏が不在だったようで若い男の子が対応してくれた。
ことの顛末はあらかた知っているようで、始めから低姿勢。
概ね事は順調に進んで、一安心。この子の方が、よっぽどできてる。
彼がカギのHISS登録作業をしてくれたようで、気になっていたところのネジの増し締めもしておいてくれて、高評価です。

車・バイク業界の事

今回のようなとき、店長を呼ぶ人もいると思いますが、私は店によって対応を変えています。バイク屋のような小さい店で、店長と話をしても仕方ないと思っているのです。
以前、懇意にしているプジョーディーラーの工場長と話をしていた時に聞いた事ですが、この業界はホントに人手不足のようです。車に興味を持っている若い子が減っている上に、給料が安い。給料が安いから、結婚すると給料が高い別の業界に転職してしまう。比較的工賃が高くて給料も高いプジョーディーラーでさえそんな状態らしい。
給料が安い理由はいろいろ考えられますが、いずれにしてもバイク業界ならなおさらでしょう。今までもこのホンダドリーム店には散々苦労させられてきましたが、結局のところは人材が集まらないという事につきるのだと思います。このことは、ピットを見ていても分かりますよね。個人店ならいざ知らず、ディーラーとか、バイク量販店のピットで作業しているのは20代と思しき若い子たちばっかりです。

たぶん、今回登録作業をしてくれた若い子も、数年経つと転職して他の業界で働く事になるんじゃなかなぁ。

スペアキーは自分で登録できるのか?

バルクのスペアキーの型番を検索してみると、自分で登録作業を試みている人もいるようなので、もしかしたらたやすい事なのかもしれません。
バルクのキーをバイク屋で取り寄せて、キーの刻みはどこかの店でやってもらって、登録作業は自分でってところでしょうか。
とすると、5,000円くらいでスペアキーができるのかな?
ぜひ、誰かやってみて下さい。



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