前回の記事、CB400SF Revoのクラッチレバーの交換とクラッチワイヤーの注油【前編】もあわせてご覧ください。
必要なものが全てそろったので、作業を始めます。
定型句ですが、作業は自己責任で・・・。
交換前のクラッチレバーです。ちょっと反っている気が・・・するのです。
さて、クラッチレバーを外しにかかります。
>まず、ロックナットとアジャスターを緩めて、切り欠きをあわせておきます。
クラッチレバーの根元にあるマイナスのネジ(ピボットボルト)にドライバーを入れて回そうとしたのですが、回りません。
フランジナットをモンキーレンチで回したら、あっさり緩みます。
ピボットボルトを外すと、まぁ、なんて汚いこと。クラッチレバーを動かすと、キーキーいっていたのは、このせいだったのか?
こんなに汚れてました。中も。こういう色を見ると、何が混じっているのだろうかと考えてしまいます。このどろっとした感じは最初から塗ってあるグリースなのでしょうが、この茶色はなに?
あわせておいた切り欠きから、きゅっとワイヤーを引き抜きました。
さて、いよいよワイヤーの先端にワイヤーインジェクター を装着します。説明書にはこんな風に書いてあります。
まあ、何とかなるでしょう。
ワイヤーインジェクターのパッケージに貼ってある写真のように、YAMAHA:ワイヤーグリス を注入します。
エンジン側のクラッチワイヤーをウエスで養生しておいて、注入!
ワイヤーインジェクターがしっかり締まっていないのか、やり方が悪いのか、インジェクターからワイヤーグリスが漏れます。
でも、しばらくすると、エンジン側のクラッチワイヤーの先端から、真っ黒なワイヤーグリスが出てきます。
おおー、やっぱり汚かったんだ。やってよかったー。
少しすると、ワイヤーがきれいになったらしく、白いワイヤーグリスが出てきます。
ワイヤーインジェクターからはワイヤーグリスが漏れて、大変なことに。
このワイヤーグリス、写真のとおり色は白で、どろっとしています。触ってあまり気持ちのいい感触ではありません。
ワイヤーグリスを入れるのに勢いをつけすぎたからかな?どうもコツが分かりませんでした。インジェクターは力いっぱい締めたのだが。位置が悪かったか?
インジェクターを外して、ワイヤーを前後に動かして、様子を見ます。エンジン側に出ているワイヤーもきれいに拭きました。ピカピカです。
さて、外したクラッチレバー。上が旧。下が新です。ひょっとして曲がっていると思ったのは気のせいだった??
グリスアップした後、外したときと逆の手順で、クラッチレバーを装着。ちゃんとクラッチレバーの遊びも確認。ちなみに、サービスマニュアルによると、クラッチレバーの遊びは10~20mmです。
ピボットボルトのマイナスの向きも、外す前と同じになりました。偶然かな?
ワイヤーもクラッチレバーのピボット部もきっちり清浄したので、クラッチレバーの動きは怖いほどに滑らかになりました。作業の前は、クラッチレバーを動かすと「キーキー」鳴っていたのが鳴らなくなったし。
バイクを買った当初はきっとこんなだったのでしょう。雨の日も乗っているから、ワイヤーも汚れますね。
一方、クラッチレバーの位置は、交換後も変わってないように感じます。あれー?あの倒したとき、確かにクラッチレバーが遠くなった気がしているのだが・・・。
ひょっとしたら、ハンドルレバーのブラケットが回ってずれただけだったか?また今度、調整してみることにします。
最後に、おまけ。
洗車したら、思いのほかきれいにフューエルタンクが反射していたので。
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